くわナよしゆきさんの話を書いていて、思い出したこと
くわナよしゆきさんのことを書いていて、印象的なことを思い出したことがあるので、メモ代わりに書き残しておきます。
当時は参加する方々にはアンケートに答えてもらって掲載していました。
作品だけでは伝わらないものがあるので、イベントをやる側としては、何か別の形で作家さんのスタンスを紹介しようということで行いました。
「唯一、芸術と思えることは、そのもののことではなく、環境・時代と共存&共感できたタイミング自体だと思う」という言葉をいただいてますが、くわナさんはこのスタンスを貫いているのがわかります。
ほかの方々の声も時間があれば、見てくださいね。
第1回『ハート・トゥ・アート』の模様
http://www.heart-to-art.net/moyou01.html
さて、本題。
くわナさんの紹介記事を書いていて思い出したこととは・・・。
第1回『ハート・トゥ・アート』に参加したくわナさんが展示した場所は、施設の男子トイレでした。
これはくわナさんが自ら選んだ場所(だったはず? いや、もしかしてトイレしか場所が空いてなかったのかもしれませんが・・・汗)。
そんな記憶の風化は自分にとっても残念な感じですね。。。
で、『ハート・トゥ・アート』の歴史の中で、トイレでの展示をされたのは2人しかいません。これは間違いないです。
第1回のくわナさん、そして第4回の市橋織江さん。
これは当時の市橋さん紹介ページより抜粋。
第4回『ハート・トゥ・アート』の模様はこちら。
http://www.heart-to-art.net/04moyou.html
市橋さんは第4回の会場装飾を中山雅彦さん(いまはなにをされているんだろう。。。けっこう前に道で偶然出会った以来、ご無沙汰してます)のサポートで手伝ってくれたんですが、感性とか考え方が全然違ってましたね。
多くの作家さんはイチバン目立ちたい場所でやりたがる傾向が強いわけですが、あえてトイレでやるっていうスタンスがナイスでした。
「ほんとにトイレでいいの? しかも2階のスミなんだけど・・・。えっ? 展示を案内する大きな表示を出さなくてもいいの?」
「はい、偶然、トイレに入った人が何かを感じてもらうだけで充分です」
みたいな会話を市橋さんとしたことを覚えています。
いろんな理由が考えられるんですが、もしかすると市橋さんの場合は、他の作家と同じ世界にいることに抵抗があったのかもしれませんね。
これは市橋織江さんのサイト。
最近の市橋さんの仕事を調べてみると・・・。
・TVCM、studio CLIP“笑顔が増えた日”篇(貫地谷しほりさん)
・NHK 連続テレビ小説「まれ」メインポスター撮影
・TVCM、ミンティア“私とミンティアと”篇(北川景子さん)、
“僕とミンティアと”篇、“マネすんなよ”篇(綾野剛さん)
相変わらず活躍されてますね。
詳しくはマネジメントされている事務所のサイトをご覧になってください。
フォトグラファー市橋織江 « 佐藤佳代子事務所
http://www.kayokosato.com/wordpress/?cat=1
作家さんが存分に力を発揮するためには、+αのサポートが重要だったりするよなぁ。。。などと、、、しみじみと思ったりもしますね。。。
ということで、くわナさんの話から『ハート・トゥ・アート』の昔話になってしまいました。
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