『ハート・トゥ・アート』通信

高円寺発のアートイベント『ハート・トゥ・アート』です。知る人ぞ知る地域密着型アートフリマイベントの先駆け的存在です。

一本の電話で考えさせられたこと・・・やっぱり『愛』って必要かもね


今日、見慣れない番号から電話がありました。「だれだろう?」と思いつつ声を聞くと、すぐに声でわかりました。

 


あんまり仕事のことを書くつもりはないんだけど、オレの本業は一応、編集者。なんちゃってだけど(苦笑)。

以前、さまざまなジャンルで大人顔負けの活躍をしている全国の小学生たちを紹介するページを作っていたときがありました。いまとなってはオリンピックに出るような人に成長したキッズもいるので、非常に感慨深い仕事でした。

 


で、声の主は、その際にお世話になった小学生ジャグラーの木下洸希さんのお父さん。

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※写真は木下洸希さん。ブログから拝借しちゃいました。ゴメンンサイ! 「木下洸希のブログ」http://ameblo.jp/kouki6/


話の内容は、息子さんの洸希さんが明日17日、南砂町SUNAMO「芸王グランプリ大道芸」に出場するという内容でした。詳細はこちら https://www.sunamo.jp/event/index.html


「芸王グランプリ大道芸」というのは「株式会社イマジネーションプロ みなみかぜ」が主催する日本の大道芸人No.1を決定する大会。


全国大会を決めた演目は、ジャグリングとダンスを組み合わせたパフォーマンスだったそうです。今回もそれを披露するのかどうかは不明ですが、とにかく全国大会という晴れの舞台に登場する洸希さんの活躍をお父さんは非常に嬉しそうに話されていました。以前と変わらず・・・たどたどしい言葉でしたが・・・。


なぜにたどたどしいかというと、洸希さんのお父さんは若年性パーキンソン病を発症されたから。

そして洸希さんがジャグリングをはじめたのは、その若年性パーキンソン病を発症したお父さんを喜ばせることがきっかけでした。彼がまだ小学生の頃の話です。現在は高校生になっているそうです。時の経つのは早いですね。※この辺のことは検索するといろいろ出てくるので、気になる方は調べてみてください。


電話でお父さんと話をしていて、やはり「時代を継承したり、新しく切り拓いたり、才能を開花させるため」には、『愛』が必要なのかもなぁ。。。なんて思ってしまいました。


今回の12月、kuroさんの芝居で取り上げられる泉鏡花も、尾崎紅葉という厳しくも愛情が深い師匠がいたからこそ時代に名を刻むほどの天才になったと思います。


あと、いつも地域活動では「先人たちの積み上げたことが全く継承されていないで賽の河原状態になっている」と思っているわけですが、地域活動をされている人たちや行政の方々には先人に対しての『愛』が希薄だからなんだよなぁ。。。なんてことも、あらためて思ってしまいました。
※もちろん地域では師弟関係が築ける土壌はなかなかないですし、行政担当者だって移動があるから仕方ない。むしろ行政関係者は愛情自体がタブーな部分もあるし。


第12回『ハート・トゥ・アート』の企画として強引に行った遺伝子継承企画「Nen-Rin」も、そんな部分を埋めることができないかな? なんて思って行ったわけです。

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※「Nen-Rin」の様子。左から万城目純さん、パンチョ目黒さん、芝貞幸さん


まぁ、オレ自身はある理由から本質的に『愛』に拒否感があって、『愛』には最も縁遠い人間なので、そんなこと言える立場じゃないんですけど(苦笑)。

ちょっとハート・トゥ・アートの活動とは違うような話ですが、なんとなく書いておきたかったので・・・おしまい。



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