「作曲家グループ蒼」新作書下ろし演奏会、12月3日開催 アートニュース201
◎清道洋一さん&橘川琢さんの曲も!
8月9日、渋谷アップリンクで行われた『城』公演の演出&音楽を手掛けた清道洋一さん。そして、12月18日に行われる泉鏡花2015「sHuNtyu」の音楽を手掛ける橘川琢さん。
この二人の新作の発表会が12月3日(木)に行われます。会場は、すみだトリフォニーホール・小ホール。
清道さんは木管4重奏とハープ,ピアノのための小品「Divertissement」。そして橘川さんは木管4重奏とハープによる「都市の肖像」第8集《琥珀の街》op.77。
どちらも初演。
他にも橋本正昭さん、佐々木清裕さん、小菅泰雄さんの新作が披露されるそうです。
今回の木管4重奏の編成は不明ですが、グループ蒼のホームページを見るとフルート、クラリネット、オーボエ、バスーンの4人のようです。
ハープはイタリアSalvi社の「ミネルヴァ」を協賛の銀座十字屋が提供しているそうです。
「ミネルヴァ」は音量の豊かさ、まろやかな音色で知られている名器。銀座十字屋さんのサイトを見ると、お値段は・・・7,560,000 円(税込)!
おいそれと買える代物ではありませんね。
そんな名器の音を楽しめる機会ですので、ぜひ!
◎現代音楽作曲家グループ「蒼」って?
現代音楽作曲家グループ「蒼」が創設されたのは、1982年7月。創始者である名取吾朗さんの「エコールや師弟関係に一切とらわれず、個々が自らの芸術性に根ざした作品を追求する」という理念に基づいて活動が積み重ねられてきている。
要するに、「いいものだけを追求して色眼鏡抜きで作品のみに焦点を当て、評価し合える場を作る」ってスタンスってことでしょうね。
きっと、先人たちの轍を踏まない・・・そんな意気込みを感じさせるコンサートになるんでしょうね。
<コンサート詳細>
現代作曲家グループ「蒼」による新作書き下ろし演奏会 33rd.
日時 12月3日(木) 18:30(開場18:00)
会場 すみだトリフォニーホール・小ホール(墨田区錦糸1-2-3)
交通 JR総武線「錦糸町駅」北口より徒歩5分
内容
1)橘川琢 都市の肖像第8集《琥珀の街》作品78 木管4+ハープ 約20分
2)橋本 正昭 木管三重奏のための5つのインヴェンション 木管三重奏
(Ob. Cl. Bsn.)約15分
3)佐々木清裕 「エウロス」 木管4+ハープ 約10分
休憩15分
4)清道洋一 Divertissement 木管4+ハープ+ピアノ 約15分
5)小菅 泰雄 現代能歌劇「野宮」から第一場「野宮の旧蹟 木管4+ハープ+ピアノ+声楽3 約30分
ちなみにすみだトリフォニーホールはアートにも力を入れているホールらしいです。小ホールの入口付近には猫が琵琶のような弦楽器を抱えているシンボリックなオブジェがあるらしいので、猫好きの方は要チェックかも。
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